←前のページ 目次 次のページ→ 「お姉ちゃんはさ、なんでまだ吹奏楽やっているの?」 その日はやけに月が大きく、夜空の守り神のような夜だった。 必要最低限のもの以外段ボール箱につめて、殺風景になった妹の部屋にはもうカーテンすらない。月明かりが私た…
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